道を歩こうね

たのしい仮想日記

生命力の源

頭上の電球が切れかけている。

 

自分のブースは元々照明の当たりが良かったので、ライティングはほとんど時間をかけず済んだが、裏手の装飾品販売ブースは時間を要しそうだった。

 

イベント主催団体のスタッフが素手で調整しているのを見るにLEDだろうか。光の色味は白熱電球っぽいけれど。もしくはスタッフの皮膚が熱に強いか。

 

電球が切れかけている。

手元のブースを照らす3つのうちひとつの光がチカチカと音を立てるように震えている。

 

さっきまで気が付かなかったから、ライティング中に接触が悪くなったのかもしれない。

 

自分の瞼の動きと錯覚して眠たい気分になってくる。実際、朝早かったし眠いのは事実だとしても。

 

その後店番の合間に世界99を読み耽っていたら照明のことは気にならなくなった。帰る頃にどうなっていたかなんかも全く覚えていない。

 

ここまで意識外に飛び出していかれると、もしや途中から直っていたんじゃないかと思う。目が痛いのは読書姿勢の悪さからくる疲労と常設症状のドライアイが理由に違いない。

 

翌日。

見たかったM-1グランプリ放送中の時間帯、たいしてお客がいるわけではない店内に集中して誰が出ているかとかあまり考えないようにしたり、持っていった『引力の欠落』を読むことで時の流れを加速させた。

 

多忙を演出することで気持ちを落ち着かせている己を俯瞰で見て、複雑な生き物だと思う。

 

12月について。

仕事。辞職。本業。年末。門出。好転。

収入は更に減る一方精神が健康になった。生きていたい。

生活はいつもこう

チャットサポートは使い物にならない。

お話にならない。

 

ここ4日間ほど、日に3回程度、眼鏡屋のオンラインショップの決済画面で足踏みしている。エラー表示もなしにカードの登録だけができない。

 

チャットサポートを開く。普段はそんなことしない。それで解決するとは思えないから。疲れていたんだと思う。

チャットサポートで何かが解決した経験がある人って存在するんだろうか。

 

案の定入力した内容を確認してくださいの一点張りだった。確認したよ。12回くらい。コピペも手打ちもしたよ。

といっても、向こうだってこちらの入力画面を見ることができるわけじゃないからそう言うしか無いことはよくわかる。つまりチャットサポートを開いた時点で敗けが決まっていた。申し訳ない。

 

誤りがないことを示すために画像を送ってしまおうかと思った。敗け過ぎるから駄目。

 

 

間違うはずないんだけどな。

ここ最近は充電器を買ったり決済端末を新調したりスマホや展示用の什器やヤギのぬいぐるみを買うのにひたすらカード情報を入力していた。

 

何でこんなに買うものが多いんだ。冬靴を持っていないのにも関わらず既に地面の摩擦係数がゼロに近い。所得じゃないんだから。

 

 

全くもって

お話にならない。

目薬見つけた

エンドロールの最中に、それまで忘れていた頭痛が戻ってくる。つくづくエンドロールは映画本編と現実の境界線だと思う。

 

ここ最近は慣れない薬を妙なタイミングに服用していたから日夜頭痛と倦怠感が共にあった。無意識に食いしばりが発生しているらしく歯が痛い。目が乾く。やたら指の皮が剥けている。目薬を失くす。

 

原因のわかるものと、わからないものと、関係ないやつと、直る気配の無い癖。構築しているし、されている。

身体は最も魂から離れた物なのに、他人事にできないのが困る。

 

映画を見る間スパイシーポップチキンが食べたいと脳が感じたなら500円払ってスパイシーポップチキンを食べる。そうやって生きている。

そういうことです。

フィクションの日記だから

絵を描いたぞ!という気持ちに満ちている。

バースデーイラストと題付けてはいるが今回絵を贈った友人の誕生日は1ヶ月前だ。申し訳なさにも満ちている。

 

それでも達成感の方が勝る。普段絵を描かないうえに完成まで持っていく胆力が無いから、絵をいちおう完成させることや、いちおう完成の一区切りつけた絵を他人に見せることへの新鮮味が未だにある。仮にも美術系の大学の出だっつうのに。

 

 

そういうわけで安心してバッドに入れる。明日は本業でも趣味でもない日銭稼ぎの中でも最もメンタルの削れる事をしなくてはならないから。

 

ここ数週間における本業由来の爆発的な繁忙期は、苦しくも幸せな時間であったが明日はそうではない。久しぶりにメンタルの薬でも飲んでみよう。

 

かつて通院していた頃は徐々に量を増やしていく慣らし期間があっての100mgだったから、数ヶ月ぶりの突発100mgではほぼ確実に副作用の方が大きく出る。たぶんゲロも吐く。吐けば楽になる。頼む。生きていたい。

健康が、健康こそが何よりも。

ショートスリープ不成立クイズ

歌を歌いながら土を削りながら眠りに落ちるとか、一体お前はいつからマルチタスカーになったのだ。

 

マルチタスカーって何。

意識が途切れた衝撃でまだ土くれ状態の皿に穴を空けてしまった。タスク失敗。やはりマルチタスカーではなかったようだ。

 

マルチタスカー?

 

 

一昨日の夜中から作業場に泊まっている。仕事をしたり、もうひと月前になる友人の誕生日に間に合わせられなかった絵を描いたり、眠くなったら1時間くらい寝てまた何かする。時間の感覚が薄らいで朝も夜もない。

 

さっきスマホを見たら、仮眠前にブログを書こうと思っていたのかメモアプリに文章が残されていた。

 

『クイズマスター』

Q.これな〜んだ???

アパート(4)→アパート(4)→団地(4)→マンション(4→3)→アパート(2→1→2)

 

A:実家の建物種別と居住人数の変遷

 

不成立クイズマスターひきめかぎばなってライブタイトルこの世の理をなげうって叫び出したいくらい良いタイトルと思う

やろ クイズを考えるコーナー

でも実家のこと実家っていわないじゃね

父の家とか母の家とかいうわね

だとマンション(4→3→1)アパート(2→1→2)やね

 

誕生日たらた

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以上がメモの内容です。

最後に何を書こうとしていたんだろうか。

 

ただ己がマルチタスカーでもショートスリーパーでもないことは確かだと思った。

微笑みの真意

身体が寒さの中にあると思考まで冷え固まっていくような気分になる。

 

仕事以外の創作活動は概ね起承転結の転だけ思い描くような態度を続けている。それで満足しているわけでもない、の、にも、かかわらず。

 

そういえば以前仕事に向かう途中で、朝早くから営業しているカフェのコーヒーをテイクアウトした。

年に数回仕事で訪れるあの町にはカフェも純喫茶もたくさんあるが、朝にふらりとテイクアウトを頼める気軽な店はそのカフェかコンビニくらいだった。

 

たまたま、通りがかりに、ふらりと寄るようなことに憧れながらも実際は前日からそのカフェを検索しメニューを眺めシミュレーションまでしている。

 

こういった己の強迫観念由来らしい行動は割合好意的に捉えている一方で『本当に』通りがかりでふらっとどこかに入るということをしてみたい。いつかできるだろうか。ね。

 

店に入る。

今と違ってまだ午前の日差しが暑い頃だったから、アイスカフェラテを頼んだ。

 

前日のシミュレーション通りにベーグルも頼んでしまったけれど、レジ脇にあったスコーンにすればよかったかもしれないと店内の椅子に座りながら軽く後悔していたら、カフェラテと紙袋に入ったベーグルが手渡された。

 

カフェラテが注がれた蓋つきのプラカップは思っていたより大きくも小さくもないちょうどぴったりMサイズだった。

映画館のポップコーンMサイズはすごく大きい。

 

 

 

3分ほど歩いた先の仕事先で荷物を降ろし、カフェラテをよく眺める。

受け取る際に、カップに何か描いてあることには気づいていた。

 

カップに何か描くサービスといえば相場はニッコリマークに『thank you!』とか『have a nice day!』とか、たまにそれらの日本語バージョン。

コーヒーチェーンでも時々このサービスがあるが、実際に提供されるのはかなり久しぶりだったので少し嬉しかった。

 

ただこれも受け取る時に気づいていたことだが、先に挙げたようなよく見かける文章ではなさそうだった。

というか何でもなかった。

 

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何の何?

 

(飲み終わったあとで写真を撮った。飲む前でもよかったんだけど、飲み物が入った状態で結露を拭き取るのが怖かったからやめた)

 

上の点と線は、まあ顔に見える。

口が大きめのニッコリマーク。あるいは亀的な動物の輪郭と目。

 

下はほんとうに何?

 

アルファベットのLと解釈できなくもない。Lサイズであることを主張するためのL、とスマイル。

 

でも注文したのはMサイズだから違う。

違います。

 

考えられる可能性は5つ。

・サイズを書こうとしてMとLを間違えた

・イラストを描こうとして面倒になってやめた

・店員さんがLOVE PSYCHEDELICOのファンで書きたい衝動が抑えられなくなった

・こういうスラングがある

・試し書き

 

以上で日記は終わりです。

字と絵

寒さが強いと身体が固まってあちこち痛くなる。

 

(この時の固まった身体については硬直の“硬い”をイメージしていたから、硬の字がカタマッテに用いられないことに軽微なショックを受けた。こういうことが常々日々多々あるからこそ、思ったことを思った通りの言葉で作れたときの安堵と達成感も一入といえる)

 

なんの話をしようとしていたんだっけ。

 

思い出した。主題に挙げようとしていたやつの参考画像が読み込めないから、一旦気候と健康の状態を書くに至ったのだった。

だから、もう何の話も無い。

 

 

そういえばお互い誕生日に相手がハマっている人間やキャラクタのイラストを描いて贈りあう友人がいるのだけれど、今年は間に合わせることができなかった。

謝罪を述べたうえで、まだ途中だ。色を置くのに行ったり来たりして肝心の線が全然進んでいない。わけのわからない描き方をしているせいで関係ないイラストがレイヤー3つ分占拠している。

 

完全な自業自得によってハードルが上がっていくのを感じているのに今日は確実に描くタイミングが無い。数年前からこのバースデーイラスト制度をやるようになったが遅刻は2回目な気がする。もっとあったとしたら、本当にごめん。

べつに義務感でやっているわけではなく、描く前と描き終わった後はとても楽しい。頑張るぞ。