アルバイト終わりのちょうど良いタイミングに上映していたので、チェンソーマンの映画を観に行った。
・漫画をはるか昔に読んで、好きだった気がする
・入場特典で設定資料の冊子が貰えるらしい(設定資料と冊子が好きだ)
・挿入歌が好きな曲だった
・しばらく行っていなかったので映画館に行きたい
理由付けも十分に済ませた。
チケットは前日に取ってある。
クレジットカード情報を入力している時の気持ちっていうのが、面倒さともう一つ何かあるような気がするのだけど、何も思いつかない。
映画館が入っている商業施設に着いた。
上映時刻の10分前、レストランのフロアからエスカレーターで昇っていくと視界が徐々に暗くなる。映画館に来たという意識が強くなる。軽く鼻を患っていたのでポップコーンの匂いはあんまりしない。
映画館のロビーは必要以上に広い感じがする。
尿意に関して強迫の気があるのでドリンクは買わず、腹は減っていたのでポップコーンを注文した。
映画館でポップコーンを食べるという行為に対する憧れがいつまでもある。別に食べ物としてはそこまで好きなわけではないのだけれども。
映画館のサイトから予約ページを開き、隣席が空いていることを確認、ひと席開けた隣が埋まっていることを確認。右手は通路。
このままいけば両脇を空けて鑑賞に入れそうだと安堵する。
チケット番号を確認して巨大スクリーンが聳えるひときわ黒い空間に入る。知らないアニメ映画の予告編が放映されていた。
さすがに公開直後の人気作ともなると、地方のレイトショーで翌日が平日でもそれなりに客がいた。それなりの数の色々な人間がいるという以上の感想は抱かなかった。
映画は面白かった。
漫画を読んだことがあるとは言いつつストーリーの細かい部分に関してはうろ覚えだったので「ここでこの人出てくるんだ」と色めきだったりした。
当たり前なのかもしれないが皆いい声だった。アニメや演劇ってたまに見ると皆いい声だなあと思う。
アガる主題歌に合わせてPVみたいな絵(この表現なんだか破綻してそう)が動いていると、テレビアニメを見ている気持ちになる。
トラペジウムを観た時も同じ気持ちになったのを思い出した。
また音楽がすべて良く、なかでも刃渡2億センチ全体推定70%解禁editはボムの声が組み込まれた瞬間ポップコーンを取る手が2倍速になるくらいテンションが上がった。
あと漫画だと気にならなかったギャグシーンの緩急がやっぱり嫌だった。声がつくと駄目なのか、これについては子供の頃から一切克服できないまま一生を終えるのかもしれない。
そしてエンドロールの後にCパートみたいのがあるととても嬉しい。無かったときにがっかりするんじゃなくあったときに喜ぶ方がいいと思う。
今回は喜んだ。